----------------------今月のメッセージ---------------------------

 

ゴールデンウィーク真っ只中の更新となってしまいました。
うららかな陽気が続くかと思いましたが、
前半はお天気なのにイキナリ雷や雹が落ちて来て
大雨になったり強風が吹いたり、、、

行楽地でこのHPを見て下さっている方も
いらっしゃるようで、まだ更新しないのですか、
楽しみに待っています と嬉しいお便りもちらほら。
こんな事後報告ばかりのHPを楽しみにして下さって
ありがとうございます。

熊本の支援に伺った時から、一時的にfacebookを
一般公開していますので、
近況は時々省略してしまってもいますが、
HpやBlogよりはリアルタイムでご覧いただけますので、
一般公開中にはそちらでもお楽しみ下さいね。

さて、私は兵庫県の田舎育ちで、
子どもの頃は平家の村の山々を駆け巡って遊んでいました。
牧場の馬に乗せて貰ったり、竹とんぼや玖珠球鉄砲を作ったり、、、
今の子ども達では考えられないくらい手作りの玩具や
工夫をした遊びをしていました。

5月は父が山菜を教えてくれて、わらび、ぜんまい、ふきなどを摘み、
山から下りる道々の村の人達のおうちへ差し上げたり、
苗代の作り方、稲の植え方を習いました。
炊飯器があるのにかまどでのご飯炊き、
掃除機があるのにたたみの上に茶殻を撒いて掃いたり、
五右衛門風呂(知ってます? 釜ですよ〜)にも入りました。
村の真ん中にある井戸に果物や野菜を浮かべて冷しておいても
誰も盗まない、冷蔵庫に入りきらないものは井戸で冷していましたっけ。

お祝い事があるとお赤飯をたくさんたくさん炊いて、お重に詰めて
ご近所に南天の葉を添えてお配りする。
煮物をたくさん作ったらお皿に幾つか盛って、またご近所に。
そうそうお醤油や卵の貸し借りもありました。
父が今ですと行列が出来てしまうほど味の良い醤油を作っていて、
なんと生家の庭には鶏がいて、毎日卵を産みましたので。

なぜか5月になると、そんなのほほんとした故郷での思い出が
甦ってしまいます。
新緑が山を思い出させるのでしょうか、
店先に並んだ山菜が平家の村を思い出させるのでしょうか。
平家は自給自足でしたから、係わり合いが深く、
大家族のような村でした。

その村のある山を獣道を歩いて1つ越えたら、
ふもとに城崎温泉があります。
平家の村の近くには必ず湯治場があるようです。
伊賀の忍者に守られた村なので、伊賀谷という名前の村。
5月になったら、一斉に木々が芽吹き、川には魚が増え、
子どもの手ですと容易にうなぎを捕まえられました。

蚕を飼って絹を作るうちでは庭先に桑の木があり、
棚田だから機械よりも牛を使って田を耕すので、
牛を育てているうちがあり、
煙草を作る家ではたばこの葉の温室まであり、
村中でお餅をついたり、菜種油、椿油を絞ったり、、、

なんて原始的な生活と思われるかもしれませんが、
たった50前のことなんです。
SNSの時代になって、情報がとんでもなく早く伝わり、
新製品が次々と出て、便利な時代になりましたが、
時間の経過が早すぎて、楽しめないのです。
子どもの頃は時間がのどかに過ぎたように思えるのです。

だから、20年前に書いた「四季のくらし絵教本」を
復活させるかもしれません。
毎年、あちこちから復活要請が来ますので、
更に内容を充実させて、
日本の文化を次の世代へ受け継いで頂けたらと
当初の願いのままに考えています。

とその前に連休は原稿の山、事務仕事の山を片付けねば。
子どもの頃に遊んだ山と違って、手ごわい山の数々です。

                     平成29年5月吉日
                      中山 桜甫 謝