----------------------今月のメッセージ---------------------------

 

寒暖差の多い夏〜秋へのバトンタッチとなりました。
皆様は夏の暑さを上手く乗り越えられましたか?
月初めは台風の影響で涼しいようですが、
暑さが戻ってくるらしく、また、雨で湿度も上がりますから、
体調管理をしっかりとなさって下さいね。

私は毎年、こんな気温の変化など気にしたことがないのですが、
母と同居して1年ちょっと、80代半ばの母には
日々、汗の量と呼吸の仕方が気になるようになりました。

自分では経験したことのない年齢ですから、
母から学ぶことは多く、10年前に作った介護食に
新たに付け加えたいポイントが増え、
高齢者の治療食にも生かせるポイントもあり、
生活の面倒を見ること以上に気付きがあり、
プライベートな時間は殆どなくなってしまいましたが、
季節を楽しむ料理、季節行事、慣習を励行することにも
楽しみを見つけられるようになりました。

大人になったら学ぶことはないから、
早く歳を取りたいと思った受験生の頃、
とっくの昔にそんなセカセカと勉強した頃を過ぎてしまいましたが、
大人になっても勉強することばかり。
今、放送されている「黒皮の手帳」というドラマで
『お勉強させて頂きます・頂きました』という言葉がブームになっていますが、
学校では教わらないことだから、教科書がなくて、
治療食や介護食は自分で開拓してきた道だから、
私が教科書を作らなくてはいけない状態。

『お勉強』を重ねていかnever〜です。

さて、私の得意分野のひとつ、行事慣習のことの取材を受けることが
最近、多くなって来ました(四季のくらし絵教本が人気になり)ので、
9月のこと、少し書きますね。

9日 重陽の節句 
奇数が重なるのは縁起が良いと考えられ、中でも奇数の一番大きな数字9が
重なることから『重陽』と言います。お酒に菊の花を浮かべる菊酒は長寿と
厄払いのために中国で飲まれています。

11日 二百二十日
18日 敬老の日
20日 彼岸の入り
23日 秋分の日 
  春彼岸と同様に餡を半突きにした餅生地で包んでおはぎを作りますが
  春はその頃の花牡丹に因んでぼた餅と言い、秋のおはぎよりも大きめに
  作り、秋は七草の萩の季節で花が小さいために小ぶりに作ります。
  つぶし餡がぼた餅、漉し餡がおはぎ又は小豆の季節でその逆という説や
  時代考証をしていないドラマでは春でもおはぎと使われたり、
  面倒だからと一年中おはぎと言っている和菓子店が増えたり、、、
  日本の文化を蔑ろにしないで頂きたい所ですが
  元々は季節の花に因んで付けられており、春と秋はわかりましたね?
  実は夏を『夜船』冬を『北窓』なんて江戸時代には言っていたらしく、
  餅生地を杵を使わないですりこ木で突くので音がしない→
  いつ着いたかわからない→夜船
  いつ突いたかわからない→突き知らず→月知らず→北の窓 と。
  昔の人の言葉遊び、勉強になりますね。
  が、なぜ、秋だけ萩に「お」がついて『おはぎ』で
  春には「おぼたん」にならず『ぼた餅』となったのか、、、さて〜?

26日 彼岸明け
  秋の七草、言えますか?
  春の七草はお粥やお餅に入れて、
  冬の間にたまった毒素を抜くと言われていますが、
  秋の七草は愛でるもの。
  萩、桔梗、葛、撫子、尾花(ススキ)、女郎花、藤袴です。

因みに毎年、9月に中秋の名月となりますが、
今年は10月4日、満月は10月6日あたりかな?

来月から、ちょっとちょっと拙著『四季のくらし絵教本』より
抜粋して、季節のこと書かせて頂きますね。


                 平成29年9月吉日

                       中山 桜甫 謝