----------------------今月のメッセージ---------------------------

 

今年の夏は恐ろしく暑くて
例年ですと日当たりが良くて、
温室的な暑さがあっても涼しい風が通ると
評判のキッチンスタジオが
締め切っておくと45度を超え、
エアコンも1時間かけ続けないと冷えで来ない、
風に涼しさがまったくなくてまるで熱風という異常な夏でした。

皆様は恙無く、無事に酷暑を乗り越えられましたか。

私は8月22日、23日に
『命のレシピ炊き出し隊」を結成して
岡山県倉敷市真備町に
500人規模の炊き出しに行って来ました。

詳細は近況欄でご報告をさせて頂きましたが、
現地に入ると白い外壁にくっきりと
溢れた水の水位が記録されていて、
私の身長より高いところまで水に浸かった形跡もあり、
地元の方々によると、真備町は
すり鉢状にへこんでいるのだとか。

報道されていた川と氾濫の跡、
積み上げられた瓦礫を実際に見ると
自然の脅威に憤りを感じるばかりでした。

焼そばやカレーやおにぎりが続くので、
濃い味と野菜の少なさに食欲がなくなったと
事前の被災された方やボランティアの皆様への
調査で聞いていましたので、
いつものように一汁三菜メニューで
心の栄養になることを祈って、
炊き出し会議でメニューを決めました。

また、助っ人の方が料理初心者でも
楽しく参加して頂けるよう
難しいパーツは工夫して、
でも気温が高すぎるのでOSと飲み物は
十分に用意して、ギンギンに冷やして挑みました。

食中毒が起きないように細心の注意を払い、
炊き出し隊員全員の表情をこまめにチェックして
飲み物を勧めたり、休憩を促したりして熱中症を避け、、、

炊き出しに行く度にたくさんの勉強が出来ます。
炊き出しで失敗は許されないから
何日も前から何度も何度もシュミレーションをして、
忘れ物がないかなども繰り返しチェックしました。

炊き出し準備隊に参加して下さった皆様と
キッチンスタジオを25度に冷やして、
75kgの鶏肉の唐揚げの下ごしらえと
味付けをしながらも
ヤマト運輸さんに何度も集荷に来て頂き、
大型の保冷バックも貸して頂き、
安全に冷凍庫へ入れて頂いて、、、

思い返すとたくさんの人々に支えて頂きました。
ご協賛もたくさん頂きました。
(近況へお名前をあげさせていただきました)
ご寄付もたくさん頂きました。
仕入れに行った先々でも、温かいお言葉を頂きました。
ありがとうございました。

炊き出しは自己満足だと思いますが、
もしも私が被災した時、何が食べたいか、
何をして欲しいか、、、と考えた中で、
私に出来る事が心の栄養を届けることなんです。
栄養士の頭とプロの料理技術を駆使して、
不安を抱える方々にほんのひとときでも
ホッとして頂きたいと、そればかりを願って。

その小学校で一番多くかけられた言葉は
野菜がいっぱいで嬉しい〜
美味しくて生き返りました〜
良いにおいがして被災後、
初めておなかがなり始めました〜 でした。

とっても疲れていたけど、皆様の美味しい笑顔に
達成感が半端なく、一日も早い復興を祈りながら
新幹線に飛び乗りました。

皆様、本当にありがとうございました。

              平成30年9月吉日

                中山 桜甫 深謝