----------------------今月のメッセージ---------------------------

 

日本中の神様が出雲大社に集まって会議をするので、
神様が集まっている出雲だけは『神在月(かみありづき)』と言い、
他の国では『神無月(かんなづき)』と言うということになったという、
私達の世代では、知らない人がいないくらい有名な
月名の由来のお話ですが、
コンビニでお買い物をしようと並んでいると
「じん むつき だって、誰のこと? 最近良く見る名前だけど」
『そお〜? 人の名前だったんだぁ』と
高校生らしき女子の会話。

最初はなんのことかわからず、不思議でしたが、
レジの前に神無月の行事というイラストカレンダーが。
何気に見て、じん むつき と察知した途端に
笑いを抑えるのが一苦労。
まさか、そんなぁ、、、日本は、和の言葉はこの世代で
終わってしまうのか!? 

と、還暦間近の私には軽くめまいのする会話でした。
台風、湿っぽい、暑い、寒いと不順な天候が9月は続きましたが
皆様はお元気ですか。
私は仕事をため放題にためてしまって、
処理能力の遅さを痛感しています。

陰暦がわからなかった高校生さんのためにも
少し行事のこと書かせて頂きます。
中秋の名月は毎年は9月になるのですが、、
今年は10月4日です。

年に12〜13回満月になるのに、なんで中秋だけが有名なのか。
多分、秋は空気が乾燥して来て、鮮やかに見えるからで
月の鮮やかさだけでいくと冬の方が更にキレイに見えるのですが、
昔はダウンジャケットなんかなかったから、
観賞するには冬はあまりに寒いので愛でる余裕のある秋空になったのかなと。

日本では平安時代に貴族から始まった中秋の名月観賞ですが、
中国では唐の時代から観賞していたとされる記述が残っています。
陰暦では月の満ち欠けで月日を決めていますので、
陰暦8月15日は必ず満月になりますが、
新暦では陰暦8月15日は年によって違い、
また、必ずしも満月とはなりません。
どちかと言うと、新暦では満月であることの方が少ないように思います。

満月に見立てたお団子と魔除けのススキや秋の七草、
秋の農作物(里芋、さつま芋)を備えることから芋名月とも言います。
季節の果物でぶどうやアケビなどツルに成る果物は
月と人間とのつながりが強くなると考えられ、縁起が良いとされています。

お団子は地方によって違いがあり、
満月の数で12個、閏年は13個(1つだけ黄色に)とする所や
十五夜だから15個とする所もあります。

十五夜を観賞したら、十三夜も同じ場所で観賞しないと
「片見月」と言って、忌み嫌われますので、
十三夜(今年は11月1日)もしっかりと見て下さいね。
十三夜を観賞する風習は中国にはなく、日本独自のものですが、
十五夜は雨模様や曇りが多いのに比べ、
十三夜は晴れる夜が昔から多かったため、
「十三夜に曇りなし」と言われるようにもなりました。

10月といえば、最近の若者たちの関心ごとは
1031日(火)の「ハロウィン」でしょうか?
年々、メイクや仮装に拍車がかかって、
渋谷スクランブル交差点あたりはゾンビや悪魔や
魔女やお化け、南瓜頭、、なぜかフランケンシュタインなどの
コスプレーヤーで溢れ、DJポリスも出動する騒ぎ。

騒いでも良いけど、ストレス発散に楽しんでも良いけど、
日本の行事・慣習もしかと押さえて下さいね。

                    平成29年10月吉日

          老婆心ばりばりのもうすぐ高齢者より